油谷湾の夕日
向津具半島は、北に日本海 南に油谷湾 のふたつの海に挟まれた格好になっています。荒々しく激しい父なる日本海と、穏やかでゆったりとした母なる油谷湾 そして、その間に育まれた向津具半島。眺める位置を変えればそれぞれに沈んでいく夕日の表情のちがいを楽しめます。海に沈む夕日、山陵に沈む夕日、どちらも美しいものです。その中でも一年に2回、僅か10日間ずつ、油谷湾の水平線に沈む夕日を見られるスポットがあります。その場所は向津具半島の入り口の大川尻地区。ここでしか見られません。それも春と秋の彼岸の10日間ずつのみ。油谷湾の出入口が4kmと狭いため、お日様が1年を通して南北に移動することから、この期間に限って見られる現象です。
春の彼岸の夕日
海面が鏡になり陽の光を反映している光景です。お日様の輝きがきわだって印象深い映像になっています。
彼岸明け、山陵に沈む夕日
陽の光が淡く広範囲になって、おだやかな雰囲気になっています。
2枚の写真の違いがお判りでしょうか? 1枚目「彼岸終わり頃の、夕日が水平線に沈むときの海面に反映される光の鮮やかさ」2枚目「 3月末には山陵に掛かっているため、おだやかな色彩」少し趣が違いますね。