古狐は最果てに居り候

日本の山口県長門市油谷にある向津具産直市「ここや」です。向津具と書いて「むかつく」と読みます。この地は本州の西北端にあり、美しい自然と古代からの伝説が溢れる見どころ満載の場所です。「ここや」は地元の農産物や海産物を販売しながら、向津具の観光案内も行っています。

2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

過疎の進む地で、奮闘する漁業者たち。海に生きることへの誇りあり。

漁業者は減少したといえども、それぞれの漁法を専業にして生きる人々。 向津具半島でただひとつ、入江に存在する 久津(くず)漁港。 久津漁港の詳細に関してはこちら ここで漁業を本業とする家は現在7軒。稼働中の船は8隻。(漁船の大きさは数十トン。漁法…

入江の奥にて、個性的な姿をみせる久津漁港

自然の恵み「三方を山に囲まれたこと」が良港を造りあげた。 油谷中学校入り口から県道357線を西へ4km、ここに久津(くず)漁港があります。地図を拡大して見ると、この漁港が入江になっていることがわかります。しかも三方を山に囲まれていることから波浪…

下校時に楽しみもあった、本校への通学路。片道4km!

通学路は北に山があり、南には海岸が 久原地区の児童は小学4年生になると、本校である向津具小学校に通学し始めました。子供の足で1時間の距離。さぞや大変だったろうと思われるかもしれませんが、昭和2~30年代は子供は徒歩で通学するのが当たり前だった時…

時の流れとともに、自然の中に埋もれつつある「久原分校の跡」

県道357線から見た久原分校跡の石碑 前回の記事で、この分校は昭和44年(1969年)に閉校になったと書きましたが、そこから現在まで50年の歳月が流れたわけです。石碑廻りは所有者が整理されていますが、この方も既に高齢者、敷地全体までは管理が行き届きませ…

かつての漁港の賑わいを偲ばせる「分校跡」の石碑

こんなところに分校が?名残りをとどめる久原分校之跡の石碑 久原分校は漁港から歩いて15分の小高い丘の狭い土地にありました。向津具小学校久原分校が正式な名称で、昭和5年(1930年)に設立され、昭和44年(1969年)に閉校になるまでの40年間、久原地区と隣の2…

自然と人為が調和した久原漁港。織り成す風景は、美しく感動的

久原漁港はどこにあるの? 前回に続き久原漁港を紹介するため、もう一度向津具半島の地図を掲載します。漁港から油谷湾のほぼ中央に手長島、そして対岸は伊上(いがみ)と呼ばれる地域ですが、この地にホテル楊貴館があります。漁港からこのホテルまでの眺め…

向津具半島にある4つの漁港。その中で一番小さいのが「久原漁港」

県道357線からの久原漁港

春のお彼岸の頃、油谷湾の水平線に沈む夕日

油谷湾の夕日 向津具半島は、北に日本海 南に油谷湾 のふたつの海に挟まれた格好になっています。荒々しく激しい父なる日本海と、穏やかでゆったりとした母なる油谷湾 そして、その間に育まれた向津具半島。眺める位置を変えればそれぞれに沈んでいく夕日の…

山口県長門市にある油谷湾の「べた凪」の風景は「美しい湖畔」の風景に勝るとも劣らない

山口県長門市にある油谷湾 山口県長門市油谷向津具(ゆやむかつく)にある、むかつく産直市ここやは、この油谷湾に南面しています。この湾は、東西に11km南北に5kmの細長い形をしており、西端にある出入口は南北に4kmしかありません。このためほぼ1年…

「むかつく産直市ここや」の守護神は、夫婦円満のシンボルツリー。

ここやのシンボルツリーは夫婦円満の守護神 ここやの面する県道357線の反対側、小高い丘の上に立つ巨大な椎の木、この木はここやの守護神でもあり、夫婦円満の守り神でもあります。 ここやの御神木 右が雄株 左が雌株 株元はぴったりと寄り添い新婚時を思わ…