古狐は最果てに居り候

日本の山口県長門市油谷にある向津具産直市「ここや」です。向津具と書いて「むかつく」と読みます。この地は本州の西北端にあり、美しい自然と古代からの伝説が溢れる見どころ満載の場所です。「ここや」は地元の農産物や海産物を販売しながら、向津具の観光案内も行っています。

向津具半島にある4つの漁港。その中で一番小さいのが「久原漁港」

久原漁港ってどこにあるの?

久原と書いて「くばら」と読みます。地図のとおり向津具半島の入り口から、車で県道357線を西へ2km走ったところにあります。実はこの地はここや店長の出身地であり、現在もこの近隣に住んでいます。ただし本人の実家は農家であり、社会人としては長門市外で働き、この地に帰ってきたのは定年後です。帰郷後すぐに感じたこと。それはこの地が自然美に満ち溢れているということ。それだけに、一人でも多くの人にこの美しさを知ってもらいたいとの思いがあり、当地からの情報発信をはじめました。

  

向津具半島で一番小さい漁港、久原漁港

写真は向津具半島の入り口付近から漁港を写したもの。画面中央から左に向かって防波堤が見えますね。ここが久原漁港。集落の人口は50人足らず。当地を初めて訪れる人は、うっかりすると見落として通り過ぎるほどに小さな漁港です。

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撮影地点は向津具半島の入り口より少し手前の上小田(かみおだ)付近

久原漁港の岸壁風景

この風景を見ても、漁港の規模が小さいことがわかりますね。かっては漁船も20隻以上あり漁業者家族だけで100人以上が生活していましたが、今では30人足らず。農業者を併せても50人に足りません。かってのにぎわいは失われました。若者の都会への流出による過疎化が原因ですが、この地で生まれ育ったここや店長の私としては、産直市の経営を通して少しでも地域活性化に貢献できればという思いがあります。

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漁港の岸壁。漁船は10隻ばかりです。

久原漁港を県道から見ると

県道357線からの久原漁港の眺め。車で県道を走っていると、この地点からしか、漁港は見えません。この地が初めての人はたいてい見落として行き過ぎてしまいます。

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県道からは漁船が見えない風景になります。


今回は向津具半島の入り口に一番近くて、一番小さい漁港を紹介しました。少し寂しい感じのする地域ですが、色々と興味深いものを秘めていますので、次回も紹介を続けます。あと3つの漁港は規模の大きいものです。ご期待ください.。