古狐は最果てに居り候

日本の山口県長門市油谷にある向津具産直市「ここや」です。向津具と書いて「むかつく」と読みます。この地は本州の西北端にあり、美しい自然と古代からの伝説が溢れる見どころ満載の場所です。「ここや」は地元の農産物や海産物を販売しながら、向津具の観光案内も行っています。

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

昭和初期、画期的な農機具が発明された!

それは、足踏み式縄ない機。 大正時代末期(1925年頃)まで、農家ではわら縄を、自分自身の手作業で作っていました。縄をなう、と簡単に言いますが、芯になる稲わらにヨリをかけながら、縄をなう作業は熟練を要するもので、そのうえ均一な製品を素早く作るの…

片田舎の独居老人のガーデニング③

ガーデニングは順調に進んでいます。 ガーデニングについて投稿し始めて、今回が3回目になります。今日は苗の定植を行いました。まだ防草シートの一角だけですが、順調に作業できました。左からミニバラ3列、ゼラニウム2列を定植しましたが、ヒマワリは一年…

戦時中、飛行場竣工式にて、毅然とした婦人たちの姿。

大浦水上飛行機基地の場所は? 向津具半島にある大浦漁港の西端から、さらに800m西に行ったところに、太平洋戦争末期に造られた、「水上飛行機基地」の跡があります。 当時を知る男性の談話。 現在85歳で、大浦漁港から3km東の地区に住む、男性の話です。…

片田舎の独居老人のガーデニング

ガーデニングの準備は整った。 先日投稿の記事に、ここに100万円があれば苗木と球根を買い付けると書きましたが、今回はその続編です。写真のとおり、縦横3m四方の少し傾斜した土地に、防草シートを貼っています。ミニバラをほんの少し、定植していますが、…

我が家の愛猫は、かまってちゃん!

かまってを庭先でされてはね。 片田舎に住む独居老人です。我が家の愛猫は、メスのクロネコ。おとなしくて人懐っこいのはいいのですが?一つ悩みの種があります。私が庭先で農作業をしている時でも、かまってのポーズをとること。築後40年を過ぎた家の庭先で…

すぐさま、花の苗木と球根を買いに走る。

今週のお題「100万円あったら」 片田舎に住む独居老人です。数年前まで切花栽培をやっていました。すでに荒れ始めた農地を見るたびに、心を痛めていました。今年の春先に、せめて自宅周りの畑だけでもきれいにしよう、と思い立ちガーデニングに取り掛かりま…

昔の米作りは大変だった。その中で、牛は大事な労働力であった。

蓑笠(みのかさ)姿の貴重な写真 戦前(1940年)ごろまで、日本の農民は、労働のほとんどを人力で行っていました。雨よけの衣類などはなく、すべて手作りの、蓑(みの)笠(かさ)などを身に付けて農作業をしました。蓑はワラやカヤ製、笠は竹ひごを編んだも…

同じ油谷町内に隣り合わせの、ふたつの日吉神社

ふたつの日吉神社の所在地は? ふたつの神社が、同じ町内にあると言っても、市町村合併の前の油谷(ゆや)町でのことです。 現在の所在地名は①長門市油谷向津具(ゆやむかつく)と、②油谷角山(ゆやかどやま)【向津具半島の東隣】となっています。位置は地図…

消えていったエンコ伝説。日本が経済成長するとともに。

エンコって何。 まず、先に猿猴(えんこう)について。中国、四国地方に民話として伝わる、カッパの妖怪のことで、全身毛むくじゃらで、ひとを沼や川あるいは海に引きずり込んだとされています。向津具半島では「エンコ」と言います。猿猴のことを、もっと詳し…

特技はネズミの捕獲と紹介したら、すぐに実行した我が家のクロネコ。

昨日、スマホを操作していると、洗面所で大きな物音が発生。あわてて見に行くと愛猫がネズミを捕まえようとしているところ。運よく?スマホを握っていたのであわててシャッターを押しました。画像は不鮮明ですが、かえってこのくらのほうがいいかな?スプレ…

おとなしくて、人懐っこいけど、敏捷なクロネコです。

片田舎に住む、独居老人です。昨年10月、我が家に黒いメス猫がやってきました。赤い首輪がついています。迷い猫だとわかったので、飼い主が見つかるまでと思って飼っていました。ところが、今日までの8ヶ月間我が家に居着いてしまい、私の大事なパートナーに…

キツネに化かされて、走らされた20km!

化かされた人は、向津具半島を走って横断した キツネに化かされて、幻影を見たり、奇行に走らされたという話は日本全国にありますが、向津具半島にもいくつかの伝説が残っています。今回は向津具らしく、川尻のクジラが絡んだお話を紹介します。この地にして…

ここにもあった巨人伝説!見島へ、ひとまたぎ。

向津具半島の巨人伝説 日本中にある巨人伝説。有名なのは「だいだらぼっち」ですが」向津具半島にもこれに似た伝説があります。ただし、この地では巨人と書いて「おおひと」と読みます。場所は川尻岬の近く、地元ではこの付近を、おおひとと呼んでいます。地…

幕末の国の守りぞ郷勇隊

幕末の向津具半島には国境警備隊があった! 幕末に黒船が来航し、日本中が騒然としていた時、長州藩(山口県)では武士だけでなく、百姓、町人も国境警備に当たりました。地図で見る通り、国境に近い本州の西北端に位置する向津具半島の泊(とまり)台場には…