古狐は最果てに居り候

日本の山口県長門市油谷にある向津具産直市「ここや」です。向津具と書いて「むかつく」と読みます。この地は本州の西北端にあり、美しい自然と古代からの伝説が溢れる見どころ満載の場所です。「ここや」は地元の農産物や海産物を販売しながら、向津具の観光案内も行っています。

漁港

時機到来!夏の風物詩のひとつ、川尻漁港のイカ釣り漁。

夏場の魚種は剣先イカ 向津具半島の日本海側に位置する川尻漁港。これから夏にむかって始まったイカの一本釣り。漁場は漁港に近い日本海。この漁港には10隻の一本釣り漁を行う漁船があります。夏場は剣先イカ、冬場はブリの一本釣りを行ないます。漁船の規模…

向津具半島にただひとつ、日本海を望む川尻漁港。

向津具半島には四つの漁港がありますが、久原、久津、大浦の三漁港が油谷湾内にあるのに対して、この川尻漁港は日本海に面した位置にあります。 まずは現在の、防波堤が完備された漁港の航空写真をご覧ください。防波堤が南北に伸びて、日本海の荒波を防ぐよ…

その歴史は長く、なんと900年!大浦の海女漁。

言い伝えによれば平安時代には存在していた 前回の記事では、海女漁は西暦1096年から本格的に取り組まれたように書きました。その後、文治元年(1185年)には壇の浦の合戦で入水された、安徳天皇のご遺体捜索を命ぜられて、活躍したとの言い伝えもあるようで…

漁法は多種多様。独自の手法に生きる漁業者たち。

大浦漁港の漁業者の数は? 漁業者及び船舶数を一覧表にしました。まずはご覧ください。 山口県漁協大浦支店の協力を得て作成した表 沖建網漁船、はえ縄漁船について 沖建網漁とは、一般的に言う刺し網を漁船が牽引して行なう漁法です。またはえ縄漁は漁船が…

漁場は日本海!その気質は豪快にして一本気、大浦の漁業者たち。

大浦漁港の位置は? 地図で見る通り大浦漁港は向津具半島の入り口(油谷中学校跡)から、県道357線を西へ約4km車で走ったところにあります。漁港そのものは油谷湾内に位置してはいますが、漁場は外海である日本海が中心です。湾内では海女による漁も行われ…

漁港の景観にアクセントをつける3スポット。人工物あり、自然美あり。

漁港の歴史を偲ばせる造船所跡 久津漁港の西の端に残る造船所跡。 昔から日本の漁船は木造でした。漁船製造は専ら船大工(ふなだいく)と呼ばれる職人の手作業によって行われていました。規模の大きい漁港には大抵造船所があり、地域には不可欠な産業だった…

入江の奥にて、個性的な姿をみせる久津漁港

自然の恵み「三方を山に囲まれたこと」が良港を造りあげた。 油谷中学校入り口から県道357線を西へ4km、ここに久津(くず)漁港があります。地図を拡大して見ると、この漁港が入江になっていることがわかります。しかも三方を山に囲まれていることから波浪…

自然と人為が調和した久原漁港。織り成す風景は、美しく感動的

久原漁港はどこにあるの? 前回に続き久原漁港を紹介するため、もう一度向津具半島の地図を掲載します。漁港から油谷湾のほぼ中央に手長島、そして対岸は伊上(いがみ)と呼ばれる地域ですが、この地にホテル楊貴館があります。漁港からこのホテルまでの眺め…

向津具半島にある4つの漁港。その中で一番小さいのが「久原漁港」

県道357線からの久原漁港